■建築研究資料

地球シミュレータを用いた東京23区全域における
高解像度のヒートアイランド数値解析


建築研究資料 No.123号(2010(平成22年)3月)

国土交通省国土技術政策総合研究所
独立行政法人建築研究所
148p


<概要>
 近年、ヒートアイランド現象(都市の気温上昇)の緩和を目的として、人工排熱の削減や都市緑化など様々な対策が国、自治体等により実施されている。東京をはじめとする大都市の多くは沿岸部に位置しており、都市空間において海風の導入は気温低下に有効であると考えられる。都市空間における海風の気象緩和効果を定量化するためには、都市の上空を流れる風と同時に、河川や街路、建物等の都市の複雑な隙間を流れる風を計算する必要がある。本研究は、大規模なベクトル並列型スーパーコンピュータ、「地球シミュレータ」を都市環境問題に適用し、建物周辺から都市スケールに至る熱環境を高解像度で予測する大規模数値解析技術の開発に取り組むものである。本研究資料では、数値解析技術の開発内容および東京23区全域を50億メッシュで詳細に解像したヒートアイランド状況の解析結果について紹介する。

・表紙 412KB
・はしがき 321KB
・概要 312KB
・ABSTRACT 312KB
・目次/図表一覧 436KB
   
・本文  
 1.はじめに 1,004KB
 2.広域CFD解析の理論式 909KB
 3.計算プログラムの最適化 783KB
 4.入力データの作成 3,956KB
 5.東京23区全域を対象にした気温、風速の大規模数値解析 20,397KB
 6.得られた成果と今後の課題/謝辞 423KB
   
・参考文献 927KB
・奥付 419KB
   
・全文 25,426KB
   
・付録CD(A0) 9,084KB
 1.表紙(A4)/(A1) 337KB
 2.気温(A4)/(A1) 483/3,467KB
 3.風速(A4)/(A1) 521/4,433KB
 4.裏表紙(A4)/(A1) 868/2,109KB


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