本ホームページでは、鉄筋コンクリート(以下,RC)造構造実験データベースを用いた試験体検索システムを公開しました。この検索システムは、国立研究開発法人建築研究所内に設置されたRC部材のデータベースを用いた検討委員会によって取り纏めたものです。本委員会は以下の構成となっています。
主査: 横浜国立大学 教授 田才 晃
委員: 東京大学地震研究所 教授 楠 浩一
建築研究所 主任研究員 向井 智久
建築研究所 主任研究員 渡邊 秀和 福井大学 教授 磯 雅人 芝浦工業大学 教授 石川 裕次 東京工業大学 准教授 西村 康志郎 新潟大学 准教授 中村 孝也 名古屋工業大学 准教授 楠原 文雄 国土技術政策総合研究所 主任研究官 坂下 雅信 京都大学 准教授 谷 昌典 東京大学 准教授 田尻 清太郎
鉄筋コンクリート造構造部材の強度,剛性及び変形能は,構造計算で用いる構造部材のモデル化を決定する上で重要な評価項目ですが,その評価式は数十年前に開発された実験式なども多く,近年の材料の高強度化を考慮して材料強度の適用範囲に関する技術的知見の蓄積並びにその適用にあたっての留意事項や評価方法が必要とされています。一方,鉄筋コンクリート造の部材レベルの構造実験は古くより各機関で実施されており,そのデータは膨大な数が存在しているものの,それらを一括して収集し定型のフォーマットに揃えた上で,包括的に取り纏めたデータベースは存在しておらず,これまでも評価式の分析を行う際にそのようなデータベースの利用が望まれてきました。
このような状況を踏まえて,国立研究開発法人建築研究所では,高強度材料等を用いた鉄筋コンクリート造の構造部材を対象として,1975 年以降に行われた鉄筋コンクリート造構造部材の構造実験結果から適切なデータを選定・収集し,それらを用いて,基規準で記載されている強度,剛性及び変形能の評価方法の精度に関するデータを取り纏め,当該評価方法が適切に利用されることを本課題の目的とした検討を行いました。
構造研究グループの一般研究課題「鉄筋コンクリート造部材の実験データベースを利活用した構造特性評価に関する検討(平成29年度〜)」では,前述の構築したデータベースの成果を社会に還元することを目的とし,実験データベースを用いた検索システムの公開についての検討を進めて参りました。このたび公開します検索システムは検索システムの試験運用を行いながら,より使いやすいシステムに向けた問題点の抽出や機能改善を行っていきたいと考えております。
令和2年 3月 1日
建築研究所 第1条(定義)
この規約における用語の定義は,次の各号の定めるところによる。
本システムは,構造実験された試験体の検索機能とその利用マニュアル,掲示板,報告フォームから構成される。
第3条(利用条件等の遵守)利用者は,次の各号に掲げる事項を遵守しなければならない。
管理者はデータベースおよび検索システムの管理・運営に支障がある場合は,検索システムの利用を制限することができる。
第5条(利用の停止)
管理者は,利用者が当該利用規約に反して検索システムを利用した場合,もしくは利用しようとした場合には,当該利用者の検索システムの利用を停止することができる。
第6条(検索システムの変更・更新,休止または停止)管理者は事前連絡無く,検索システムから得られる結果を変更・更新,休止または停止することがある。利用規約も同様に変更されることがある。
第7条(管理者の免責事項)
データベースおよび検索システムの著作権は,全て管理者に属する。
利用規約に同意した方のみ,下記のボタンよりユーザー登録を行った後に,この検索システムをご利用できます。なお本システムでは,2段階認証を行っています。第1段階のIDとパスワードは以下になります。第2段階のIDとパスワードについては,ユーザー登録を行い承認されますと,それらの情報をお送りする仕組みとなっています。なおユーザー登録時に必要となるメールアドレスとしてフリーメールのアドレスは使えませんのであらかじめご了承ください。
ID:rcdbsystem,PW:2019kenken |