緊急性の高い政策課題への技術支援/国立研究開発法人建築研究所 -- Building Research Institute --

■台風・地震等の災害時における被害調査

　令和元年9月に千葉県を中心に甚大な被害を出した台風第15号や、平成30年9月に発生した北海道胆振東部地方を震源とする地震(M6.7、最大震度7)に際して、建築研究所は発災直後から被災地に職員を派遣し、建築物や宅地、市街地の被害について、集中的な調査及び調査結果に基づく各種の検討を行いました。これらの調査・検討の結果は、今後の復旧・復興や災害対策等に資するよう、ホームページで公開しています。
　また、建築研究所緊急災害対策派遣隊(建研TEC-FORCE)は、北海道胆振東部地震における高度な技術支援等の活動に対し、防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。

令和元年台風 15号による建築物等被害現地調査

左：北海道胆振東部地震による建築物等被害現地調査
右：令和元年防災功労者内閣総理大臣表彰式

■先導的住宅・建築プロジェクトの技術評価や技術の普及

　国土交通省の補助事業に応募した住宅の長期利用や建築物の省CO₂に関する先導的なプロジェクトの評価を技術支援するとともに、そこで得られた知見を、シンポジウム等を通じて広く発信しています。

■建築研究所講演会等の開催

建築研究所では、研究開発成果の効果的かつ広範な普及のため、建築研究所講演会をはじめとする研究成果発表会等を毎年開催しています。
	平成30年度建築研究所講演会の様子

■建築基準の解説書

建築研究所の研究開発成果は、建築基準法、住宅の品質確保の促進等に関する法律（住宅品確法）、建築物省エネ法などの技術基準や解説書等に反映されています。
	建築研究所の研究開発成果が反映された解説書の例

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