■建築研究報告

築用防火木材規格作成のための基礎研究

森本  博

建築研究報告  No.9,  昭和26年8月


<概要>

  防火木材の規格としては昭和16年12月22日舊内務省告示第670號で規定され戰時中の防空建築規則で使用されていたものと、昭和17年6月25日に決定された臨時日本標準規格第238號とがあるが、最近材料規格が統一されて日本工業規格(JIS)となり、防火木材規格もこの線にそって改正されることになり、原案作成を日本建築學會内に設けられた都市不燃化委員會第一分科會で森徹博士が主査となり委員22名をもって行われ、日本工業規格JISA5801となって制定された.ここに述べるのはこの規格を作案するために行った基礎的の研究であって規格の裏付けとなる實驗結果である。

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