■建築研究資料 |
No.178号(2016(平成28年)12月) |
<概要> | ||||||||||||||||||||||||||||
本資料は、建築研究所が平成26 年度から平成27 年度にかけて実施した「健康長寿社会に対応したまちづくりの計画・運営手法に関する研究」の一環として行った調査結果を取りまとめたものである。 わが国においては、急速な高齢化、社会保障費の増加により、2050 年には現役世代1 人で高齢者1 人を支える「肩車型」社会になると言われる。そうした時代を迎えるに当たり、生き生きとした暮らしや介護予防の観点から、高齢者の社会参画を促す仕組みが求められている。 こうした背景を受け、地域の安全・安心活動、公共施設等の維持管理活動に関する地域活動団体へのグループインタビューや参加者個人へのインタビュー調査、活動量調査等を通じて、高齢者の地域活動への参加を促す仕組みについて検討した。また、検討結果を専門家以外にも分かりやすく伝えるため、質的分析法に基づく地域活動参加過程を『参加すごろく』という形にアレンジしたり、地域活動団体の取り組みの工夫を『処方せん』という形にアレンジしたりするなどの工夫を行った。本資料は、これら高齢者の地域活動参加促進のための方策を、行政機関や地域活動団体向けの手引きとして整理したものである。 | ||||||||||||||||||||||||||||
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