地域別着工新設住宅の推移 (昭和30〜45年)
松本 光平
建築研究資料 No.4, 1973, 建設省建築研究所
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<概要> |
この研究資料は、住宅建設戸数の増加傾向を地域別・年次別に見るために、建築統計年報より昭和30年から同45年に至るまでの着工新設住宅戸数の都道府県別データーを抜き出し、二次傾向線でもって傾向変動を表したものである。
図表は、縦軸に建設戸数、横軸に年次をとり、実際の傾向(折線)とこれにあてはめた二次回帰方程式(曲線)を同時にカーブプロッターで描いてある。図表に記入してある二次回帰方程式においては、Yは建設戸数でXは、そのまま年数を表す。
なお、この分析以外に、着工新設住宅から滅失住宅をひいた純増加数についてもグラフ化したが、地震・風水害等による滅失住宅数が着工新設住宅数よりも大となる地域がある等傾向変動を見る目的には必ずしもそぐわないことが明らかになった。
したがってここでは単純に建設戸数だけの傾向変動を図表化した次第である。
なお、作成は、主として宮嶋信男が担当した。
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